先生の日記|サイル学院中等部・高等部(通信制)

高1・高2 「なりたい自分」を一緒にさがす

作成者: サイル学院の先生|2025-01-15

こんにちは!サイル学院の担任、斎藤です。

今週は2025年最初の1on1を実施しました。

約2週間ぶりとなるこの1on1では、生徒たちが年末年始にご家族と過ごし、対話する時間を多く持った様子が伺えました。
生徒たちと1対1で丁寧に話し合えるこの時間は、私にとって非常に大切なひとときです。

4月の進級を見据え、高校1年生から2年生へ、2年生から3年生へと進む生徒たちの進路について、考えている方向性や希望を聞いてみました。

答えは生徒それぞれ異なりますが、将来について早めに誰かと話し始めることで、余裕を持った準備へとつながります。

高校2年生のある生徒は音楽が大好きで、4月には高校3年生になります。将来は「音楽に関わる仕事がしたい」という夢を持っていますが、具体的な形はまだ見えていないようでした。そのため、一緒に音楽との関わり方や様々な可能性について考えました。専門的に学ぶ音楽大学への道、大学でリベラルアーツを学びながら趣味で音楽活動を続ける道、音楽留学という選択肢など、様々な選択肢を話し合いました。また、「卒業後すぐに進学するのではなく、進みたい道を探す時間を持つのも良いのではないか」という新たな発見もありました。

高校1年生の生徒にとっては、まだ将来の話は遠い先のことに思えるかもしれません。それでも、理想を少しずつ言葉にしていくことで、将来のイメージを広げていくことができます。たとえば、「いずれは自立した大人になりたい」という話をきっかけに、その生徒が希望する「自立」の具体的なイメージを一緒に考えました。「住む場所は親と別々がいいのか」「どのくらい働きたいのか」など、細かい部分にも触れながら進めました。

さらに嬉しいことに、高校3年生から「卒業後もサイル学院とつながっていたい」という声を聞くことができました。卒業後も関わり続けられることは、私たちにとって何よりの喜びです。

進路サポートで大切にしているのは、焦らずじっくりと考える時間を持つことです。すぐに答えが出なくても、一緒に考え、話し合いを重ねていく中で自然と道が見えてくることが多々あります。

私たちの役目は、生徒一人ひとりの夢を丁寧に聞き、それに向かって進むためのサポートをすることです。今週も、生徒たちの「なりたい自分」を一緒に探す、充実した1週間となりました。

サイル学院では、将来について定期的に考える機会を設けています。でも、それは決して生徒たちを追い立てるものではありません。むしろ、時々将来について考えることで、今この瞬間をより大切に、より充実して過ごせると信じているからです。

明日も、生徒たちとの対話を大切にし、一人ひとりに寄り添った指導を心がけていきたいと思います。

 

1on1の記録

▼高校2年生、音楽と繋がれる進路って何があるかな♪😆

▼高校1年生、少しずつ、将来のことを言葉にしてみました😊

 

 

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