こんにちは!サイル学院の担任、斎藤です。
3年生の進路が決まり始めるこの時期、生徒たちの表情も少しずつ変わっていきます。夢への期待や不安、家族とのやりとり──。一人ひとりの想いを聞きながら、改めて「進路決定がゴールではない」ことを実感する日々です。
今週は、3年生の生徒2人と話した内容をご紹介します。
一人目の生徒は、心理カウンセラーを目指しており、4月から心理学を学べる大学に進学予定です。その生徒自身の強みと、大学での学びがどう結びつくかについて話しました。
普段、人と話すときは聞き役に回ることが多いそうです。家でもお母さんの話をよく聞くことが自然と身についているとのこと。「お世話になったカウンセラーさんも、私の話をじっくり聞いてくれたんです」と、思い出すように話してくれました。
聞き上手であることは、カウンセラーにとって大切な力です。例えば、「相手の言葉をどう受け止めるか」「どう質問すれば、相手がもっと話しやすくなるか」など、その強みをさらに活かせるよう、一歩先のスキルについても意識できるといいなと思います。自分の強みを理解し、進学先での学びと将来のカウンセリングの現場がつながるイメージを持てるようになれば、きっと大きな自信につながるはずです。
もう一人の生徒は、独学で努力を重ね、夢だった医療系の大学への進学を決めました。
「チーム医療に力を入れているところが魅力的なんです。看護以外にも理学療法士や薬剤師の方たちと関わる機会が多そうで、さまざまな人と学べるのが楽しみです!」将来を見据える姿がとても頼もしいですが、それだけでなく、大学生活へのワクワクした気持ちも伝わってきます。
大学のある場所はもともと好きな地域で、お母さんも学生時代にご縁のあった場所とのこと。「お母さんと一緒に遊びに行ってみたい」と嬉しそうに話してくれました。また、合格発表の日のエピソードも教えてくれました。お母さんは勤務中でしたが、携帯を手元に置き、結果を待っていてくれたそうです。合格の報告をすると、お母さんは職場で飛び跳ねて喜び、周りの方々も「おめでとう!」と声をかけてくれたとか。「本当に嬉しかったです」と話す彼女の表情は、とても輝いていました。
志望校に合格したこと以上に、家族の愛やつながりを感じられたことが、彼女にとって何よりもうれしかったのだと、話を聞いていて心が温かくなりました。
進路決定がゴールではなく、その先の未来をどう生きていくか。
卒業までの間に、社会や学びとのつながりをより意識できるような話をしていきたいと思います。そして、生徒一人ひとりが自分の強みに気づき、それをさらに伸ばしていけるよう、これからも全力でサポートしていきます。
進学や就職を前に、期待だけでなく不安を感じることもあるでしょう。サイル学院では、そんな気持ちに寄り添いながら、進路のその先まで見据えたサポートを大切にしています。
一緒に考え、悩みながら、自分らしい未来を築いていけるよう、これからも生徒たちを支えていきます😊
▼高校3年生、心理学を学ぶ大学へ。自分の強みはなんだろう、どんなところで活かせそうかな?😁
▼高校3年生、医療系の大学へ。応援してくれた人たちの愛を感じた受験生活だったね💗